■補語とは
中国語の文法「補語」は、述語の動詞や形容詞の後におかれ、述語が示す動作、行為、性質、状態をより詳しく説明するために補足する語で、「様態補語」「程度補語」「結果補語」「方向補語」「可能補語」「数量補語」があります。
■程度補語
「主語 + 形容詞 + 得 + 程度補語」の形式をとり、「得」を伴って形容詞の程度を表します。
(例)我高兴得很。 (私はとてもうれしい。)
(例)我头疼得厉害。 (頭痛がひどい。)
■様態補語
「主語 + 動詞(形容詞)+ 得 + 様態補語」の形式をとり、「得」を伴って動詞の動作・行為や形容詞の性状を表します。
(例)她游泳得很快。 (彼女は泳ぐのが速い。)
(例)他睡得很晚。 (彼は寝るのが遅い。)
※様態補語が形容詞の場合は副詞「很」などをつけます。つけない場合は、比較のニュアンスとなり、文が完結しない状態となってしまいます。
(例)她跑得快 (彼女は走るのが速いが…)
↓
逃跑得快,我跑得不快。 (彼女は走るのが速いが、私は走るのが速くない。)
■否定文
否定文は、「不」を補語の前置きます。
(例)她游泳得不快。(彼女は泳ぐのが速くない。)
■疑問文
疑問文は、「吗」を文末につける方法、 補語の部分で肯定形と否定形を繰り返すことで表せます。そのほか、補語の部分に疑問詞を置いて疑問文を作ることも出来ます。
(例)你睡得晚吗? (あなたは寝るのが遅いですか?)
(例)你睡得晚不晚?
(例)她游泳得怎么样?(彼女は泳ぐのはどのようですか?)
また、動詞が目的語を伴う場合は、「主語 +(動詞)+ 目的語 + 動詞 + 得 + 補語」のように動詞を繰り返す形式となります。
(例)他写汉字写得很漂亮。 (彼は漢字を綺麗に書きます。)
なお、上記の文のうち、最初の動詞を省略して、
(例)他汉字写得很漂亮。 (彼は漢字を綺麗に書きます。)
とすることも出来ます。
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