中国人と親しくなり、飲み会などに行くようになると、酔っぱらっていい感じになった頃に、盛り上がっている話題について意見を求められることが結構あります。
中国の友人A「(酔っ払いながら)中国語独学おやじは、これについてどう思う!?」
わたし「いや、どうって言われても・・・。」
中国の友人A「おまえはこれについて何とも思わないのか?じゃあ、Bはどう思う?」
中国の友人B「それは当然〇〇〇で×××だから、今後は、△△△しないといけないだろう。とにかく、みんな、走一步说一步で行こう! まずは、乾杯だ!」
みんな「カンパーイ!!」
と、まあこんな感じで突然話を振られることを何度も経験しているんですけど、相手からの質問に対して、自分の意見をきちんと話せないと、そこで自分との会話がストップしてしまい会話の輪から外れてしまいます。
こうなると、あとは黙ってひたすら一人で酒を飲み続けたり、スマホの画面とにらめっこし続ける、何とも言えない長く辛い時間を過ごさなければならなくなります。
このような状況に落ち入らないようにするためには、日ごろから話題を準備しておくことがとても大切になってくるのですが、今回は、将来ビジネス関係で宴席に参加する機会がある方のために、事前に読んでおくとよい中国語の書籍を紹介していこうと思います。
1冊目 「ビジネス中国語会話 基本と実践」
まず、1冊目は「ビジネス中国語会話 基本と実践」です。
「ビジネス中国語会話 基本と実践」
【著者】大和久 幸夫/任 鉄華
中国でのビジネスの現場で最低限必要となる基本的なビジネス会話を学ぶことができます。本書の後半部分はビジネスレターの書き方について書かれており、私にとっては有用な書籍でした。
本書で扱われている例文に対応した音声が付属のCDに入っており、例文には全文ピンインがついているので、スムーズに学習ができます。
CDの音声は少し遅いと思いますが、再生速度を変えられるプレイヤーで聴けば問題ないと思います。
2冊目 「ビジネス中国語単語 ベーシック1000」
2冊目は、「ビジネス中国語単語 ベーシック1000」という書籍。
「ビジネス中国語単語 ベーシック1000」
【著者】張 進凱 (編集), 田 勝泉 (編集), 古川 典代 (翻訳)
HSKを6級まで、中検を1級まで学習しても、ビジネス分野での単語はほとんどカバーできないので、別途ビジネス分野の単語を学習する必要があります。
口語と書面語の両方が入り混じっていて、例文がどちらに属するのか書いていないので、中国語に慣れていない方はその点注意が必要です。
ビジネス関連の単語をまとめたという点、日本人が簡単に入手できるという点で、この書籍は貴重な書籍だと思います。
ビジネスのさまざまな場面で使用する基本単語がこの書籍で学習できるので、この書籍は今でも定期的に読んでいます。
ベーシック1000というタイトルですが、実際には、1035単語も学習でき、また、例文は2070例文収録されています。
また、例文に対応する音声データはネットからダウンロードできるようになっています。
個人的にはとてもよい書籍だと思いますが、例文のほうにピンインがついていないため、人によっては、その部分で評価が分かれるかもしれません。
3冊目 「ビジネス中国語単語 パーフェクト1400」
3冊目は「ビジネス中国語単語 パーフェクト1400」です。
「ビジネス中国語単語 パーフェクト1400」
【著者】張 進凱 (編集), 田 勝泉 (編集), 古川 裕 (翻訳)
ビジネス中国語単語ベーシック1000を学習し終えた方に最適の書籍です。
1422単語と2844例文が収録されており、音声データはネットからダウンロードできます。
パーフェクトというタイトルがついているので、ベーシックのほうよりも難しい内容の単語が収録されているように感じますが、実際には、こちらのパーフェクトのほうにもビジネスの基本として押さえておいたほうがいい単語が多く収録されているので、ベーシックとパーフェクトの両方とも学習したほうが良いと思います。
こちらの書籍もベーシックと同じく例文にピンインがついていないので、その点を考慮して購入したほうが良いでしょう。
4冊目 「日常・ビジネスに役立つ 中国語の30秒スピーチ」
4冊目は「日常・ビジネスに役立つ 中国語の30秒スピーチ」という書籍です。
「日常・ビジネスに役立つ 中国語の30秒スピーチ」
【著者】塚本 慶一 (著), 井上 俊治 (著)
わたしは子供のころからずっと人前で挨拶するのが大の苦手なので、日ごろから様々な場面を想定してスピーチができるようにしないといけないと思い、この書籍を購入しました。
人前で日本語でスピーチすることでさえ大変なのに、それを中国語でやるためには、やはり相応の事前練習をしておかなければなりません。
1つのスピーチ例文はたったの30秒なのですが、その例文を見ないで、自分自身の状況に合わせてスラスラ話せるようになるまで、何十回も練習する必要があります。
この書籍も例文の音声データがCDに収録されているので、CDを聴きながら定期的にスピーチの練習をしています。
以上が私がオススメする中国語の書籍です。4冊を紹介させていただきましたが、これらを1冊目から順番に読む必要はなく、自分が興味があるものを読んでみてください。
また、ここで紹介した書籍は、私自身が読んでみたいと思って購入した書籍の一部でなのですが、これらの内容が書籍が万人にフィットするというわけでなく、私個人が読んでみてとても参考になったので、今回、オススメさせていただきました。
コメント