中国語の独学が大好きな中国語独学おやじです。
今ではすっかり中国語の勉強が日課となってしまっており、すき間時間に携帯しているカバンの中から無意識のうちに中国語の書籍を取り出したり、独り言が中国語で出てしまったりと、中国語にハマり続けています。
そんな私ですが、実は中国語を勉強する前までは英語を勉強していました。
英語は社会人になってから、あるきっかけにより始めたのですが、その英語学習である程度日常会話ができるようになり、海外旅行へ行くことも増え、その延長で中国語圏である香港、台湾、そして中国へと行き、最終的に今の中国語独学おやじが出来上がったわけです。
その英語の学習もまた、社会人になってから独学で学習しはじめ、英検も準1級まで合格しました。
その英検準1級のときに、身に着けたのが語学学習における単語の暗記方法なんです。
英検準1級にもなると8,000語くらいの単語を覚える必要があります。(余裕を持って試験に臨むためには、10,000語以上がベスト)
HSKの場合は、英検準1級からくらべると覚えなければいけない単語はHSK6級で4,000語と半分以下でずいぶんと少ないですが、それでも単語数が多いことに変わりはありません。
そんなに多くの単語を覚えなければならないなんて、ちょっと考えただけでも気が遠くなってモチベーションがダダ下がりになってしまうんじゃないかと思います。
そこで、私が英検の学習のときに身に着けた気が遠くなるほど多くの単語を確実に覚える方法をご紹介したいと思います。
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中国語の単語学習は「1年間で3000語以上」を目標にする!
HSK6級に合格した後、それでも語彙数が少ないと感じた私は、「もっと語彙力をつけないと中国人と対等に会話ができない」と思い、1年間に3000語以上の中国語単語を覚えることにしました。
ここでなぜ3000語以上なのかと、疑問に思う人もいると思いますが、これにはきちんとした理由があります。
3000語以上というのは、厳密には「3650語」なんですね。
つまり、1日10単語を覚えることを目標にすれば、1年=365日なので、10単語×365日=3650単語というわけです。
ただ、1年の中で何らかの都合で学習ができない日も絶対に出てくるので、そういった日を想定して、1年に3000語くらいを学習できればOKという目標設定にしているわけです。
1日10語の中国語単語なら無理なくインプットできる!
当初、私はHSK受験のときの感覚でビジネス中国語関連の単語を覚えようと思い1日20語を目標に学習してみたのですが、HSKに出てくる単語と違い、ビジネス関連の単語は難しいものが多く、現在の自分の能力ではさすがに1日20語のインプットは無理だと気づきました。
そして、何度か試行錯誤した末、ストレスなく余裕を持てるのが1日10個の中国語単語のインプットだったので、これがベストだと思い、それ以来、1日10単語を学習することにしています。
これは、私のあくまで基準なので、人によっては20単語くらい覚えられるという人もいれば、逆に、5単語くらいが限界だという人もいるかもしれません。
なので、1度、自分が1日にどれくらいの単語を覚えることができるのかを検証してみてから、目標設定するとよいでしょう。
ただし、一定の期間以内に受験合格を目指すなどの必要に迫られている場合は、受験日までの期間から逆算して学習する単語数をわりだして覚えていくしかないと思います。
1日10単語の中国語は小テストをつくって覚えていこう!
1年あたり、1日あたりに覚える中国語単語の目標を設定した後は、毎日10単語をどう覚えていくかについて、流れを追って順番に説明していきます。
手順1 その日覚える中国語の単語10個を紙に書く。
あらかじめ白紙の状態の紙を用意しておき、その紙に今日覚える10単語を書いて勉強します。
紙に書く内容は、単語と声調記号、単語の意味くらいでいいと思います。(ピンインがあっても良いでしょう。)
それらを用紙に記入し、さらにその単語を声に出して読みながら何度か書いて練習します。 これを朝起きたときにやります。

手順2 その日のうちに紙に書いた中国語の単語を復習する。
日中の時間があるときに、手順1で学習した中国語の単語を復習します。
復習は、時間がとれない場合は、声に出して読みながら見返すだけでも構いませんが、時間があるなら余白部分を使ってさらに書き取りの練習をします。(このとき用紙の裏側は使わないようにしてください。)
手順3 就寝前に今日学習した中国語10単語を再度復習する。
就寝前の復習も、手順2と同様のやり方でやります。私の場合は、横着なので布団の中で寝ながらやってます。
手順4 翌日の朝、前日学習した中国語10単語の小テストを行う。
朝起きたら、前日に学習した単語の小テストをやります。前日にきちんと学習できていれば、このときの小テストではほとんどの単語を記憶できているはずです。小テストをする際には、前日に書いた用紙を以下のように使います。

用紙を上の写真のような状態にしたら、1~10までの単語を書くテストを行います。テストの結果、間違っているものがあれば、赤ペンを入れてきちんと復習します。

朝の復習が終わったら、本日新しく覚える単語の学習を、これまで説明してきた手順1~4と同様の流れで進めていきます。
手順5 週末、月末に学習した中国語単語小テストの用紙を見返す。
学習してきた小テストの用紙は捨てずにとっておき、週末になったときと、月末になったときに、すべて読み返します。
このとき、すでに確実に覚えているものは飛ばして構いませんが、覚えることができずにチェックが入ったものについては、必ず書いて、声に出して復習するようにします。場合によっては、これまでに間違えた単語だけを集めて用紙に書き、新たに小テストを行ってもよいでしょう。
以上が中国語の単語を1年で3,000語以上覚える方法になります。
1年で3,000語だとHSK6級の4,000語には届きませんが、1日あたりの学習単語数を多くすれば、1年の学習でHSK6級の受験も可能でしょう。(ちなみに私は半年でHSK6級を受験しました。)
この学習の仕方は、定番となっている短期記憶や長期記憶のメカニズムや忘却曲線などを考えながら私なりに考えた勉強方法で、私自身はこのやり方が一番効率よく多くの単語を覚えられるのですが、人によってはもっと効率の良い別の方法はあると思いますので、いろいろと試行錯誤しながら自分にあった単語の覚え方を見つけてみると良いと思います。
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