副詞は、中国語学習における難関のひとつです。同じ副詞でも単語によって、置く位置が異なるからです。しかし、副詞の置き方には基本ルールがあるので、それをしっかりおぼえるようにしましょう。
主な副詞 | 意味 | 例文 |
---|---|---|
不 | ~ない | 我不是日本人。 (私は日本人ではありません。) |
很 | とても | 她很漂亮。 (彼女はとてもきれいです。) |
也 | ~も | 我也去日本。 (私も日本に行きます。) |
都 | すべて、みんな | 这些都是我的。 (これらは皆わたしのものです。) |
有点儿 | すこし、ちょっと | 我有点儿饿! (わたし、ちょっとお腹すいたわ!) |
■主語 + 副詞 +述語(動詞)+ 目的語
このような文型の場合、副詞は動詞の前に置きます。
(例)我也去日本。 わたしも日本に行きます。
(例)你马上过来。 すぐに行きてよ。
(例)这些都是我的。 これらは皆わたしのものです。
(例)我们一起吃饭吧! 一緒食事をしましょう!
※「都」、「一起」の副詞を使う場合は、ふつう主語が複数である必要があります。
■主語 + 副詞 + 述語(形容詞)
このような文型の場合、副詞は形容詞の前に置きます。
(例)她很漂亮。 彼女はとてもきれいです。
■「一点儿」と「有点儿」の使い方
頻繁に使われる副詞のひとつに「有点儿」がありますが、この「有点儿」と混同しやすいものに「一点儿」があります。
日本語に訳したときの意味は、両方とも同じ意味ですが、まず品詞が異なります。「一点儿」が名詞なのに対し「有点儿」は副詞になります。 また意味の上でもニュアンス的な違いがあり、「一点儿」が客観的であるのに対し、「有点儿」は「自分はこう思う、感じる」という主観的な意味があります。
(例)放一点儿辣椒。 とうがらしをちょっと入れて。
(例)我有点儿饿! わたし、ちょっとお腹すいたわ!
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