中国語の文法「可能補語」は、述語動詞の後について、「~できる」という可能を表わします。
■動詞 + 得 + 結果補語/方向補語
動詞の後に「得」を用いて結果補語または方向補語をつなげることで、可能補語を表現することが出来ます。
(例)买得到 (買うことができた)
(例)想起来 (思い出した)
■動詞 + 不 + 結果補語/方向補語 (可能補語の否定形)
否定形の可能補語は、「得」を「不」に換えるだけで表現できます。
(例)买不到 ((物がなくて)買うことができない)
(例)想不起来 (思い出せない)
■動詞 + 得/不 + 了
「了」は「終る、終える」という意味で、これを用いると以下のような意味合いになります。
(例)吃得了 (食べ終えることができた→食べきれた)
(例)吃不了 ((お腹がいっぱいで)食べ終えることができない→食べきれない)
(例)受不了 (耐えられない)
■動詞 + 得/不得
可能補語の特殊な形。使い方は以下のとおりです。
(例)这个苹果吃得吗? (このりんごは食べられますか?)
(例)这个苹果还不熟吃得。 (このりんごはまだ熟してないので食べられません。)
■可能補語(疑問文)
可能補語の疑問文は、文末に「吗」を置く方法と肯定形と否定形を並べる反復疑問文があります。
(例)你看得懂英语吗? (あなたは英語を見て理解できますか?)
(例)你看得懂看不懂英语?
■可能補語の目的語の位置
可能補語で、動詞が目的語を伴う場合、その目的語は基本的に可能補語の後ろにおきます。
(例)我听得懂英语。 (私は英語を聞いて理解できます。)
コメント