たった半年間の独学でHSK6級に合格する6つの秘訣

中国語の学習法
この記事は約12分で読めます。

40代の私は、ある日、突然、仕事の関係で中国への長期滞在を余儀なくされました。

中国へ行くのは約半年後。

この半年という猶予期間の中で、中国語で日常会話ができるくらいまでのレベルに達する必要がありましたが、このときの私は、中国語をまったく勉強したことがありませんでしたし、中国語を話せる知人が周囲にいたわけでもありませんでした。もちろん、中国へ行ったことさえありませんでした。

中国語の知識が0の状態だったのです

そんな状態から、手探りの状態で中国語の勉強をスタートし、毎日、猛勉強を重ねた結果、中国語版のTOEICともいえるHSK(漢語水平試験)の最上級であるHSK6級に合格したのです。

では、なぜこんな私が、中国語の検定試験、HSK6級に合格できたのか。

その合格の6つの秘訣を伝授しましょう。

秘訣1 HSK(漢語水平試験)の試験日を確認し学習プランを作成

半年後の中国赴任が決まったものの、独学で知識0の状態から中国語を勉強しようとしても、どう勉強したらよいかわからず、何から手をつければよいかまったく検討がつきませんでした。

そこで、まずは学生のときに同級生たちが受験していた英検やTOEICをイメージし、「英語をマスターしたい→英検、TOEICを受験する」、「英検、TOEICを受験する→受験日を確認し、いつ受験するか決める」、「受験日を決める→受験日までのスケジュールを立てる」と連想し、それを中国語の学習に置き換えることにしたのです。

「HSKを受験する→HSKの試験日を確認し、受験日を決める→受験日までの学習プランを作成する」

このようにして、半年間、独学で中国語を勉強するための学習プランを綿密に組み立てていきました。

秘訣2 まずは、音声付の初心者向け参考書を2週間繰り返し読む

独学での中国語学習の最初の2週間は、市販されている初心者向けの参考書を購入し、その参考書を何度も読み込むことでした。

参考書を選ぶポイントは、大きく3つあります。

ポイント1 すぐに手に入る参考書であること

半年という限られた期間で学習を進めていくためには、1分、1秒たりとも時間を無駄にはできません

ましてや、仕事を抱えている身ですから、仕事の合間や余暇にしか学習する時間がない事を考えると、到着までに5~7日間もかかってしまう通販で書籍を購入している暇はありませんでした。(私の在住地域は離島なので通販は、商品が届くまで時間がかかります。)

そこで、近場の書店へ行き、語学コーナーに置いてあった数冊の中国語の参考書の中から1冊を購入したのです。

「ゼロからレッスン 中国語超入門ブック」

【著者】王 婷婷

※私が当時購入した書籍「基本がわかる はじめての中国語」の最新版です。

ポイント2 母音や子音などの発音が入っている音声CDがついていること

中国語について、いろいろ調べたところ、中国語の学習で一番やっかいなのが「発音」であるということが書籍の購入前にわかっていました。

そのため、書籍を購入する際には、発音の音声が入っているCDがついている参考書を買おうと、最初から決めていました。

※とっかかりの次点では、書籍の解説を見ながら、「四声」や「声調」などの発音の基礎を音声を聞きながら徹底的に学習することが重要です。

ポイント3 基礎的な単語と文法が一通り解説されていること

基礎的な単語や文法が一通り解説されているものは、現在、かぞえきれないほどあり、どれを選べばよいか迷ってします。

そこで、参考書を選ぶ際には、ダメな書籍を選択肢から外していく消去法を使って、残ったものから選んでいくことをお薦めします。

具体的には、以下に該当する参考書を除外していきましょう。

除外その1 「旅行」「出張」をターゲットにした中国語の参考書は除外する

旅行や出張をターゲットにしたものは一夜漬け的な構成になっているため、体系的な学習には向いていません。

また、これらの参考書はピンイン表記ではなく、日本語のひらがなや片仮名だけで発音が表記されているものがあるため、これらも除外しましょう。

HSKを目指す場合、旅行や出張など、特定の内容に特化したものは除外しましょう。

HSKの内容はどちらかというと一般的な内容を広く浅く取り扱っているからです。

除外その2 「単語帳」「文法書」とうたっている参考書は除外する

知識0から勉強する初心者にとってはハードルが高く、単語や文法にとらわれすぎて、中国語会話がおろそかになりがちなので除外します。

こういった書籍を購入するのは、最初の一冊で基礎をしっかり身につけ、HSK試験の学習にとりかかり、全体像がなんとなくわかってからとなります。

HSK学習者が、これらの書籍を購入する場合は、最初の基礎的な1冊を読み終えたあとに購入し、購入する書籍はHSKに対応したものに限定しましょう。

除外その3 「〇日で話せる」「〇語で話せる」のような参考書は除外する

こういったタイトルの書籍は、そのタイトルに合わせて内容をかなり絞り込んでいるか、極端に内容を削っているものが多いので除外します。

HSK学習の際にも、はっきりってこういった書籍は不要です。

HSK学習の際には、極力、使用するテキストは限定して、使い込むのがベストです。


このようにして、自分にあった書籍を選び、毎日読み込んでいきます。

私の場合、一番最初に購入した初心者用の中国語の書籍を、毎日、朝、昼、夜の3回読み、最初の5日で1冊を最初から最後までくまなく読み終え、その後、3日間で2周目を読み終え、さらに2日間で3周目を読み終え、その後は毎日1日で最初から最後まで読み終えるという作業を繰り返していました。

はじめのうちは、注釈などの細かい部分まで余すところなく読み込み、2周目以降は、記憶があいまいな部分や、完全に忘れてしまっている部分を重点的に読み込み、わかるところは斜め読みしていくという感じです。

秘訣3 毎日3回、中国語で日記をつけ、声に出して読む

中国語の勉強をスタートすると同時に、日記も毎日、朝と夜の2回つけ続けました。時間にしてたった5分です。

日記をつけるときのコツとしては、時間、数字、日常行っている動作や、感情の表現などを中心に書き、声に出して読むことです。

箸や包丁の使い方、料理の手順や掃除の方法、「ムカつく!(气死我了!)」「めんどくせー(麻烦死了)」といった、日常的な表現は、参考書などでは意外と扱われていないため、実際に中国語で会話するときにうまく表現できないことが多いのです。

日常的に自分が使う口癖や言い回し、動作や感情などを日記として書くことで自然と会話力も身につくので、これは絶対にオススメです。

※中国語で日記を書くための書籍はいろいろあるようですので、日記の書き方のコツなどを知りたい方は以下のような書籍がおすすめです。(HSK学習の際に、これらの書籍は不要です。余裕がある方はどうぞ^^)

「日記を書いて身につける中国語」

下出 宣子 (著), 王 凌 (著)

※この書籍は、私がHSK6級に合格したあと、レベル維持のために改めて、
 日記のつけ方を学ぼうと思って購入しました。

ちなみに、私は中国に行ってから、その日に実際に会話した内容を思い出して日記をつけていました。たとえば、外食した際には自分が食べたもの以外に友人が注文したものや、お店で売られている他の食べ物などの関連事項までメモするようにしていました。

秘訣4 ネットで中国語を話せる友達を見つける

独学で学習をはじめてから3カ月を過ぎたころになると、中国語がどれくらい上達したかを身をもって実感してみたい衝動に駆られました。

中国語の実力を試す一番簡単な方法は、SNSやオンライン個人レッスンなどに登録して、会話相手を探せばよいのです。

私の場合、まだ3か月しか学習をつづけていないのに、なぜか「独学で0から中国語をコツコツと学習し続けてきた!」という、変なプライドみたいなものが芽生えていたので、「ここでオンラインレッスンに登録してしまったら独学とはいえない!」と思い、自力で中国語を話せる友人を探すことにしました。

このとき、私は、台湾人や中国人、香港人などがアメーバピグで遊んでいるという情報を得ていたので、さっそくアメーバピグに登録して、中国語で会話している人達に声を掛けて友達になり、最終的にはSkypeなどで日本語を教える代わりに、中国語を教えてもらうという感じで友達ができました。(現在、アメーバピグはサービスが終了しています。)

今は中国語を話せる友達を見つける手段として、さまざまなツールがあるので、いろいろと積極的に活用してみるとよいでしょう。

ただし、あまりはまりすぎると本業の中国語学習から逸脱してしまう可能性があるので、時間を決めてやるようにしましょう。(当時、私は周2回くらい、1回あたり30分程度と区切っていました。)

秘訣5 HSK1~6級までの問題集をやり込む

学習当初から「HSK6級を受けて合格する」ことを目標にしていたため、初心者向けの参考書を読んでいる段階から、HSKの問題集も購入しました。

私が住んでいる離島の書店にはHSKの書籍は販売されていなかったため、オンライン通販サイトのAmazonでHSKの問題集を購入したのですが、注文から到着ま5日間くらいかかりました。

このとき購入したのは、HSK1級から6級までの全級でした。(ちなみに、HSKの参考書は中国版でしたので、解説はすべて中国語でした。)

英検でも漢検でもそうですが、ほとんどの人が、受験をする際には、時間とお金を節約するために、中級レベル以上から勉強したり受験申込していると思います。

ですが、私の場合、独学で0から学習するということもあり、基礎をおろそかにして学習を進めると、必ずどこかで行き詰まるだろうと思ったので、HSKについては、最低レベルの1級からすべて学習していこうと決めたのです。

ただし、実際に受験するのは、HSK4級、5級、そして6級。

最初のHSK4級は学習の時点で、絶対に合格できる感触があったので、実際に受験してどのような試験スタイルなのかを知ることが最大の目的でした。そして、HSK5級の受験目的は、万一、HSK6級に落ちてもHSK5級を持っていれば、経歴のひとつとして残せると考えたからです。

一番最初の初心者向けの参考書(開始から約10日間)を完全に覚えるまで読み終えた後、すぐにHSK1級の問題集にとりかかり、HSK4級までは2カ月半くらいで一通り学習を終えることができ、予め申し込んでおいたHSK4級も難なく合格。

HSK5級については、1ケ月半くらいの時間がかかりましたが、HSK5級の学習過程で、成語や俗語、口語での独特な言い回しなどが頻出し、それらの知識が不足していることに気づいたので、日記で多用するようにしました。
この期間では、購入したHSK5級の問題集を隅から隅まで何度も読みまくり、HSK5級の受験の際も、さほど緊張することなくこちらも合格。ただ、閲読の問題で「なんとなくこれだろう」と選んだ問題が多かったので、その問題を除外すると実力的には6割程度となり、自分の閲読の弱さを知りました。

そして、のこり2カ月くらいでHSK6級の学習を行いました。

HSK6級の最大の難関は、何と言っても圧倒的な単語数、閲読の長さ、そして聴力試験の音声速度の速さでした。

HSK6級の問題集にとりかかったばかりのときは、問題を読むよりも単語を1つ1つ調べることに時間がとられてしまう苦痛で、何度も挫折しそうになりました。

ですが、5級のときに、閲読の弱さを痛感していたので、単語を確実に叩き込むためには避けて通れない作業でした。

苦痛の連続でしたが、ただ1つ作文問題だけは、日ごろの日記の習慣の効果が現れ、自信を持って書くことができるようになっていたのです。

HSKの問題集を使った学習も、初心者向けの参考書を学習したときと同じ要領で、1冊を何度も繰り返し復習し、わからない所や不完全な所をつぶしていくことが重要です。

こうして日本での中国語の独学を終え、中国へ赴任してすぐに、HSK6級を現地で受験し、無事合格することができました。

※現在では、日本で出版されている黄色い帯の青本があるので、そちらを使ってもよいと思いますが、年度が変わるごとに最新版が出版されるのが好きじゃないので、個人的には年度ごとの出版がない中国で出版されている中国語表記だけのもののほうが愛着がわき、おすすめです。

中国で出版されているものがほしい場合は、タオバオが安くてオススメですし、メルカリでも見かけたりします。最近では、Amazonでも購入できます。

秘訣6 途中で挫折して立ち止まっても、もう一度歩みを進めよう

中国語の独学を半年間続けて、ようやくHSK6級に合格した私ですが、HSK5級の学習の中盤あたりに差し掛かったときに少し飽きがきたのと、HSK6級の学習をはじめたばかりのときには、あまりに膨大な学習内容で覚える事が苦痛になり、何度か投げ出したことがあります。

「あ~、もういいや。今日は休んでまた明日からやろう。」

1日だけのリフレッシュのつもりで、学習をやめたら、その翌日も、またその翌日もぜんぜんやる気が起きずに、3日間も勉強せずにいたのです。

ただ、アメーバピグだけはゲームのように楽しかったので、毎日ログインして、中国人の友達と会話をしていたのですが、勉強を中断して3日目のときに、その友人が、「N1級に合格しましたー!!」と言ってきたのです。

N1級というのは、外国人が受ける日本語能力試験の最上級なのですが、その友人は、わたしと同じように独学で日本語の勉強を続けており、暇があればこうやって日本人と会話をしたり、日本語のアニメやドラマを見て、毎日日本語の勉強を欠かさず行っていました。

N1級合格の報告を受けるまで、その友人は単に日本のアニメやドラマが好きで、自分の趣味で日本語を勉強している程度だと思っていたので、その友人が、日本語の試験を受験し、最上級に合格するなんて想像もしていませんでした。

私は当初から、「毎日コツコツ独学で中国語を勉強して、HSK6級に合格しなければならない」という明確な目標を持っていたこともあり、アニメやドラマの話しで現を抜かしている友人を見て、「私は、趣味でアニメやドラマを楽しんでいる君とは違うんだよ。」とどこかで軽んじていたのだと思います。

そんな友人に先を越された私は、「やられた!なんてこった!現を抜かしていたのは自分の方だった。。」と深く反省すると同時に、学習を再開したのです。

でも、今考えると、あそこで気が抜けて立ち止まってしまったから、先を越されて悔しいと感じることができたのだと思います。

そして、立ち止まりながらでも、その都度再開してコツコツ継続していけば、かならずゴールにたどり着けるということを実感しました。

人間、切羽詰ると目標を達成しようと必死になるので、必ず目標を定めて計画的かつ継続的に努力していくことが、中国語習得の近道です。

コメント

  1. 散歩 より:

    初めまして
    半年で6級はすごいですね、自分も6級持ってますが3年ほどかかりました。
    あと使ってる音楽プレイヤーが一緒で驚きました(笑)
    スマホと違って物理ボタンなのでポケットに入れたまま操作できるし良いですよね~
    記事参考にさせていただきます。応援してます。

    • 中国語独学おやじ 中国語独学おやじ より:

      コメントありがとうございます。また、お返事が遅くなり申し訳ありません。
      今日、中国から帰国したばかりなもので。。
      この音楽プレイヤーは、HSKの学習で本当にお世話になりました。
      HSK6級所持者としての力を維持できるように、今後もお互いがんばっていきましょう!

  2. Rick より:

    初めまして

    中国語に興味を持ち、つい最近独学で中国語を始めたものです。
    今はまだ始めたばかりなので文法、単語などは一切しておらず、ひたすら発音練習をしております。

    質問なのですが独学でHSK3級もしくは4級は取れるものなのでしょうか?

    • 中国語独学おやじ 中国語独学おやじ より:

      Rickさん、はじめまして^^

      試験に合格することだけが目標の場合、その気になれば誰の力も借りずに独学でHSK3級、4級は合格できると思いますが、

      合格した試験と同等の中国語力を維持し、日常生活や仕事で使えるようになるためには、ネット上でもリアルでもよいので中国人の友達や知り合いをつくり、日ごろから使うようにすることが重要です。

      学習をはじめたばかりということですが、中国語の第一関門は発音だと思いますので、発音をしっかり身につけることができれば、その後の学習(とくに聴力、会話)がスムーズにいくと思いますので、ぜひ頑張ってください!

  3. より:

    私も独学で中国語を始めるに当たり、こちらのサイトに出会いました。
    目標は半年後にHSK5級 180点以上を取ることです。

    china_adminさんは、基礎固めの参考書に単語帳は使わないと拝見しましたが、
    その後のHSK問題集の時期には単語はどのように覚えていきましたか?

    ※質問重複でしたらすみません

    • 中国語独学おやじ 中国語独学おやじ より:

      丽さん

      コメントありがとうございます♪
      HSKの問題集で学習するときも基本的には単語帳は使っていません。そのかわり、問題集の中に出てくる単語はすべてチェックし、わからない単語については意味を辞書で調べて大き目の付箋に書き、それをページの余白に貼りつけまていました。
      そうすれば、毎回復習でページを開くたびにその単語が目につくので記憶しやすいというメリットがありますし、わざわざ単語帳を作って問題集と別に持ち歩く必要もなくなります。また、付箋は問題を解くときに外せばまっさらな状態で問題に取り組めます。
      仕事が忙しくなかなか更新ができないでいますが、いずれ私が使っていた問題集の写真などもブログに上げていきたいと思っています。
      丽さんも、ぜひ目標に向かってがんばってください!

  4. hajimen より:

    初コメントです。
    独学で6級を半年で合格されたのは、本当にすごいですね。
    私も6級を同じ位の期間で取りましたが、留学して塾に通って十分な時間を確保していたからでした。
    (とってからも日常会話が劇的に向上したというわけではありませんがw)

    その6級の水準を維持するためになにかされていること等ありますか?

    当方、すぐに留学から日本帰国で不安が。。。笑

    • 中国語独学おやじ 中国語独学おやじ より:

      コメントありがとうございます!
      同じ苦労を乗り越えられた方からのコメント、とても嬉しいです^^

      中国語学習の際に知り合った中国人の友達と毎日ネットを介して
      中国語を使った日常会話を続けることでレベルを維持しています!

      あとは、仕事の関係で中国語を使うので、必然的に中国語を使っています。

  5. seeeek より:

    はじめまして。
    先日HSK4級を取得したのですが、5級の勉強をするのを躊躇してしまいます。理由はリスニングの出来が悪く6割強の正解率でした。正直聞き取れないところもあり、もう少し4級の勉強をしておいた方が良いのかなと考えています。

    主さんは次の級に進む時に目安にしていることはありますか。

    • 中国語独学おやじ 中国語独学おやじ より:

      コメントありがとうございます!
      まずはHSK4級取得、おめでとうございます♪
      リスニングの出来が悪くて5級の勉強を躊躇しているとのことですが、5級の学習に進むかどうかは、リスニングがどのように出来が悪いのかにもよると思います。
      例えば、リスニングの音声速度がもう少し遅ければ聞き取れるという話であれば、単にスピード馴れしていないだけなので、その場合は迷わず5級の学習をお薦めしますが、速度を遅くしても何を言っているのか聞き取れないのであれば、語彙力が不足しているかもしくは、もっと初歩的な中国語の発音の部分が身についていない可能性があるので、その場合はこれまでの基本の復習をお薦めします。
      ただ、費用的な面や時間的な面で特に制限や問題がないのであれば、思い切って5級の学習に進んでもよいのではないかと思います。
      私の経験上、多少無理しても現状よりさらに上のレベルの学習にすすめば、それまで難しいと思っていた内容がいつの間にか「あれ?聞き取れるようになってる。」といったことがよくあるので、とりあえず合格したらモチベーションが下がらないうちに次の学習に進むというのもありだと思いますよ^^
      もし5級に進むのであれば、4級の復習も並行して定期的に行うことが大切ですね。

  6. LONG より:

    初めまして。文章拝読させていただき脱帽です。半年で6級は本当にすごいです。
    実は私も中国出張があるので、10月くらいからダラダラと勉強を始めたのですが、2月から一念発起して、3月末のHSK4、5級を初受験しようと猛勉強中です。ただ、4級のリスニング問題を聴いても正直全然わかりません。。。単語は4級までは読めば分かる程度にはなっているのですが、まだ耳が慣れていないのかさっぱりです。このままでは4級も5級も全然受からないのではないか不安です。何かアドバイスあれば是非ご教示ください。よろしくお願いします。

    • 中国語独学おやじ 中国語独学おやじ より:

      コメントありがとうございます。
      中国の知人が新型コロナウイルスに感染した関係でバタバタしており、コメントの確認・返信が遅くなってしまい申し訳ありませんm(__)m
      中国語のリスニングは、最初のうちはなかなか聞き取れない方が多いようですが、
      それを克服するには、リスニングの内容を何度も声に出して発音するのが効果的だと思います。
      テキストを見ずリスニングの音声を聞かなくても、内容をスラスラと口に出せるぐらいまで続けることで、次第に聞き取れるようになってくると思います。
      私の実感では、ただ音声を聞いているだけではリスニング力は伸びず、実際に声に出して話す機会を多くもったほうが伸びるように思います。
      そして、できれば中国人と会話するつもりで、中国語で自己紹介したり、自分が話したい事などを声に出して話してみたりしてみてください。

      • LONG より:

        ご返信ありがとうございます!バカな質問をしたせいで返信ないと逆に反省中でした。音読ですね!今月のHSKが中止になったので、音読を注力してやっていきたいと思います。具体的にはアドバイスに則り、まずは短文教材(=口を鍛える中国語作文)でそれらを克服していきたいと思います。本当にありがとうございました!

  7. 雲霧仁左衛門 より:

    はじめまして。現在、貴殿の勉強法を参考にHSKの勉強しております。中国語作文のテキストについてお伺いしたいのですが、まず写真に載っている小学生優秀作文の作者及び出版社を教えていただけないでしょうか?先週から貴殿を参考に、HSK問題集の1級からはじめ、3級が今週中には終わります。(大体3級は80%から90%は取れています。) ただ、作文は細かいところがあまり良くありません。お忙しい中、申し訳ございませんが、宜しく御願い致します。

    • 中国語独学おやじ 中国語独学おやじ より:

      はじめまして、雲霧仁左衛門さん。
      小学生優秀作文の出版社は「安徽美术出版社」、作者は「汉琴 周」さんと書かれています。
      作文は私も苦手で、いまでも毎日日記をつけるようにしています。
      想ったことがスラスラと書けるようにうなるまで頑張ってくださいね!

      • 雲霧仁左衛門 より:

        お忙しい中、返信ありがとうございました。貴殿の勉強法を参考に勉強頑張ります。ありがとうございました。

  8. より:

    はじめまして!!
    あなたの勉強法を真似してHSKに合格するために勉強をし始めたんですが、単語の覚え方をどうすればよいのか分からなかったので質問させていただきました。
    単語を覚える際に書けるようにするまで覚えるべきなのか、見て理解できる程度で大丈夫なのかHSK合格を目指す際にはどちらの方がいいのでしょうか?
    最初に受ける級は4級を予定していて、5級を半年以内にとりたいと考えています。
    稚拙な文章で申し訳ないですが、答えて頂けたら幸いです。

    • 中国語独学おやじ 中国語独学おやじ より:

      猿さん、はじめまして!
      HSKの学習の際に、私がおこなった単語の覚え方はこちらをご覧ください↓
      中国語の単語を1年で3000語以上覚える方法!

      HSK5、6級の学習では筆記による作文問題が出てくることや、将来、中国留学や仕事において中国語を使う可能性を考えると、めんどうでも単語を書けるようになるまで覚えた方がよいと思います。(※書かなくても絶対にわかるような単語は書く必要はないと思います。)

      私は中国語を勉強することが楽しかったので、暇さえあれば気になる単語を調べて書いたり日記を書いていたおかげで、多くの単語が記憶に定着したように思います。
      また、漢字の形が日本語と中国語で微妙に異なっていたりするものが結構あったりするので、書きながら違いを認識することで確実に記憶に刷り込むことができると思います。

      HSK4級、5級の合格を目指して、毎日コツコツとがんばってください^^

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