中国語、中検、HSKの勉強法を基礎から学べる独学サイト

独学の中国語

中国語の学習法

たった半年間の独学でHSK6級に合格する6つの秘訣

更新日:

40代の私は、ある日、突然、仕事の関係で中国への長期滞在を余儀なくされました。

中国へ行くのは約半年後。

この半年という猶予期間の中で、中国語で日常会話ができるくらいまでのレベルに達する必要がありましたが、このときの私は、中国語をまったく勉強したことがありませんでしたし、中国語を話せる知人が周囲にいたわけでもありませんでした。もちろん、中国へ行ったことさえありませんでした。

中国語の知識が0の状態だったのです。

そんな状態から、手探りの状態で中国語の勉強をスタートし、毎日、猛勉強を重ねた結果、中国語版のTOEICともいえるHSK(漢語水平試験)の最上級であるHSK6級に合格したのです。

では、なぜこんな私が、中国語の検定試験、HSK6級に合格できたのか。

その合格の6つの秘訣を伝授しましょう。

 

秘訣1 HSK(漢語水平試験)の試験日を確認し学習プランを作成

半年後の中国赴任が決まったものの、独学で知識0の状態から中国語を勉強しようとしても、どう勉強したらよいかわからず、何から手をつければよいかまったく検討がつきませんでした。

そこで、まずは学生のときに同級生たちが受験していた英検やTOEICをイメージし、「英語をマスターしたい→英検、TOEICを受験する」、「英検、TOEICを受験する→受験日を確認し、いつ受験するか決める」、「受験日を決める→受験日までのスケジュールを立てる」と連想し、それを中国語の学習に置き換えることにしたのです。

「HSKを受験する→HSKの試験日を確認し、受験日を決める→受験日までの学習プランを作成する」

このようにして、半年間、独学で中国語を勉強するための学習プランを綿密に組み立てていきました。

 

秘訣2 音声CD付の初心者向け参考書を2週間繰り返し読む

独学での中国語学習の最初の2週間は、市販されている初心者向けの参考書を購入し、その参考書を何度も読み込むことでした。

参考書を選ぶポイントは、大きく3つあります。

 

ポイント1 すぐに手に入る参考書であること

半年という限られた期間で学習を進めていくためには、1分、1秒たりとも無駄にはできません。

ましてや、仕事を抱えている身ですから、仕事の合間や余暇にしか学習する時間がない事を考えると、到着までに4~5日間もかかってしまう通販で書籍を購入している暇はありませんでした。(私の在住地域は離島なので通販は、商品が届くまで時間がかかります。)

そこで、近場の書店へ行き、語学コーナーに置いてあった数冊の中国語の参考書の中から1冊を購入したのです。

 

ポイント2 母音や子音などの発音が入っている音声CDがついていること

中国語について、いろいろ調べたところ、中国語の学習で一番やっかいなのが「発音」であるということが書籍の購入前にわかっていました。

そのため、書籍を購入する際には、発音の音声が入っているCDがついている参考書を買おうと、最初から決めていました。

※とっかかりの次点では、書籍の解説を見ながらCDに入っている「四声」や「声調」などの発音の基礎を徹底的に学習することが重要です。

 

ポイント3 基礎的な単語と文法が一通り解説されていること

基礎的な単語や文法が一通り解説されているものは、現在、かぞえきれないほどあり、どれを選べばよいか迷ってします。

そこで、参考書を選ぶ際には、ダメな書籍を選択肢から外していく消去法を使って、残ったものから選んでいくことをお薦めします。

具体的には、以下に該当する参考書を除外していきましょう。

 

除外その1 「旅行」「出張」をターゲットにした中国語の参考書は除外する

旅行や出張をターゲットにしたものは一夜漬け的な構成になっているため、体系的な学習には向いていません。また、これらの参考書はピンイン表記ではなく、日本語のひらがなや片仮名だけで発音が表記されているものがあるため、これらも除外しましょう。

 

除外その2 「単語帳」「文法書」とうたっている参考書は除外する

知識0から勉強する人にとってはハードルが高く、単語や文法にとらわれすぎて、中国語会話がおろそかになりがちなので除外します。こういった書籍を購入するのは、最初の一冊で基礎をしっかり身につけ、中国語の全体像がなんとなくわかってからとなります。

 

除外その3 「〇日で話せる」「〇語で話せる」のような参考書は除外する

こういったタイトルの書籍は、そのタイトルに合わせて内容をかなり絞り込んでいるか、極端に内容を削っているものが多いので除外します。

 

このようにして自分にあった書籍を選び毎日読み込んでいきます。

私の場合、毎日、朝、昼、夜の3回、参考書を読み、最初の5日で1冊を最初から最後までくまなく読み終え、その後、3日間で2周目を読み終え、さらに2日間で3周目を読み終え、その後は毎日1日で最初から最後まで読み終えるという作業を繰り返していました。

はじめのうちは、注釈などの細かい部分まで余すところなく読み込み、2周目以降は、記憶があいまいな部分や、完全に忘れてしまっている部分を重点的に読み込み、わかるところは斜め読みしていくという感じです。

 

秘訣3 毎日3回、中国語で日記をつけ、声に出して読む

中国語の勉強をスタートすると同時に、日記も毎日、朝と夜の2回つけ続けました。

日記をつけるときのコツとしては、時間、数字、日常行っている動作や、感情の表現などを中心に書き、声に出して読むことです。

箸や包丁の使い方、料理の手順や掃除の方法、「あー、ムカつく!」「めんどくせー」といった、日常的な表現は、参考書などでは意外と扱われていないため、実際に中国語で会話するときにうまく表現できないことが多いのです。

日常的に自分が使う口癖や言い回し、動作や感情などを日記として書くことで自然と会話力も身につくので、これは絶対にオススメです。

 

 

※中国語で日記を書くための書籍はいろいろあるようですので、日記の書き方のコツなどを知りたい方は上記のような書籍がおすすめです。ちなみに、私は中国に行ってから、その日に実際に会話した内容を思い出して日記をつけていました。たとえば、外食した際には自分が食べたもの以外に友人が注文したものや、お店で売られている他の食べ物などの関連事項までメモするようにしていました。

 

秘訣4 ネットで中国語を話せる友達を見つける

独学で学習をはじめてから3カ月を過ぎたころになると、中国語がどれくらい上達したかを身をもって実感してみたい衝動に駆られました。

中国語の実力を試す一番簡単な方法は、お金を払ってネット上にあるオンライン個人レッスンなどに登録して、会話相手を探せばよいのです。

ですが、私の場合、独学で0から中国語を半年間コツコツと学習し続けてきたという、変なプライドみたいなものが芽生えていたので、「ここでオンラインレッスンに登録してしったら独学とはいえない!」と思い、自力で中国語を話せる友人を探すことにしました。

このとき、私は、台湾人や中国人、香港人などがアメーバピグで遊んでいるという情報を得ていたので、さっそくアメーバピグに登録して、中国語で会話している人達に声を掛けて友達になり、最終的にはSkypeなどで日本語を教える代わりに、中国語を教えてもらうという感じで友達ができました。

 

秘訣5 HSK1~6級までの問題集をやり込む

学習当初から「HSK6級を受けて合格する」ことを目標にしていたため、初心者向けの参考書を読んでいる段階から、HSKの問題集も購入しました。

ただ、初心者向けの参考書と違って、私が住んでいる離島の書店にはHSKの書籍は販売されていなかったため、オンライン通販サイトのAmazonでHSKの問題集を購入したのですが、注文から到着ま5日間くらいかかりました。

このとき購入したのは、HSK1級から6級までの全級でした。(ちなみに、HSKの参考書は中国版でしたので、解説はすべて中国語でした。)

英検でも漢検でもそうですが、ほとんどの人が、受験をする際には、時間とお金を節約するために、中級レベル以上から勉強したり受験申込していると思います。

ですが、私の場合、独学で0から学習していることもあり、基礎をおろそかにして学習を進めると、必ずどこかで行き詰まるだろうと思ったので、HSKについては、最低レベルの1級からすべて学習していこうと決めたのです。

ただし、実際に受験するのは、HSK4級、5級、そして6級。最初のHSK4級は学習の次点で、絶対に合格できる感触があったので、実際に受験してどのような試験スタイルなのかを知ることが最大の目的でした。そして、HSK5級の受験目的は、万一、HSK6級に落ちてもHSK5級を持っていれば、経歴のひとつとして残せると考えたからです。

一番最初の初心者向けの参考書(開始から約10日間)を完全に覚えるまで読み終えた後、すぐにHSK1級の問題集にとりかかり、HSK4級までは2カ月半くらいで一通り学習を終えることができ、予め申し込んでおいたHSK4級も難なく合格。

HSK5級については、1ケ月半くらいの時間がかかりましたが、HSK5級の学習過程で、成語や俗語、口語での独特な言い回しなどが頻出し、それらの知識が不足していることに気づいたので、日記で多用するようにしました。
この期間では、購入したHSK5級の問題集を隅から隅まで何度も読みまくり、HSK5級の受験の際も、さほど緊張することなくこちらも合格。ただ、閲読の問題で「なんとなくこれだろう」と選んだ問題が多かったので、その問題を除外すると実力的には6割程度となり、自分の閲読の弱さを知りました。

そして、のこり2カ月くらいでHSK6級の学習を行いました。

HSK6級の最大の難関は、何と言っても圧倒的な単語数、閲読の長さ、そして聴力試験の音声速度の速さでした。

HSK6級の問題集にとりかかったばかりのときは、問題を読むよりも単語を1つ1つ調べることに時間がとられてしまう苦痛で、何度も挫折しそうになりました。ですが、5級のときに、閲読の弱さを痛感していたので、単語を確実に叩き込むためには避けて通れない作業でした。

苦痛の連続でしたが、ただ1つ作文問題だけは、日ごろの日記の習慣の効果が現れ、自身を持って書くことができるようになっていたのです。

HSKの問題集を使った学習も、初心者向けの参考書を学習したときと同じ要領で、1冊を何度も繰り返し復習し、わからない所や不完全な所をつぶしていくことが重要です。

こうして日本での中国語の独学を終え、中国へ赴任してすぐに、HSK6級を現地で受験し、無事合格することができました。

 

※現在では、日本で出版されている黄色いタイトルの青本があるので、そちらを使ってもよいと思いますが、年度が変わるごとに最新版が出版されるのが好きじゃないので、個人的には年度ごとの出版がない中国で出版されている中国語表記だけのもののほうが愛着がわき、おすすめです。

 

秘訣6 途中で挫折して立ち止まっても、もう一度歩みを進めよう

中国語の独学を半年間続けて、ようやくHSK6級に合格した私ですが、HSK5級の学習の中盤あたりに差し掛かったときに少し飽きがきたのと、HSK6級の学習をはじめたばかりのときには、あまりに膨大な学習内容で覚える事が苦痛になり、何度か投げ出したことがあります。

「あ~、もういいや。今日は休んでまた明日からやろう。」

1日だけのリフレッシュのつもりで、学習をやめたら、その翌日も、またその翌日もぜんぜんやる気が起きずに、3日間も勉強せずにいたのです。

ただ、アメーバピグだけはゲームのように楽しかったので、毎日ログインして、中国人の友達と会話をしていたのですが、勉強を中断して3日目のときに、その友人が、「N1級に合格しましたー!!」と言ってきたのです。

N1級というのは、外国人が受ける日本語能力試験の最上級なのですが、その友人は、わたしと同じように独学で日本語の勉強を続けており、暇があればこうやって日本人と会話をしたり、日本語のアニメやドラマを見て、毎日日本語の勉強を欠かさず行っていました。

N1級合格の報告を受けるまで、その友人は単に日本のアニメやドラマが好きで、自分の趣味で日本語を勉強している程度だと思っていたので、その友人が、日本語の試験を受験し、最上級に合格するなんて想像もしていませんでした。

私は当初から、「毎日コツコツ独学で中国語を勉強して、HSK6級に合格しなければならない」という明確な目標を持っていたこともあり、アニメやドラマの話しで現を抜かしている友人を見て、「私は、趣味でアニメやドラマを楽しんでいる君とは違うんだよ。」とどこかで軽んじていたのだと思います。

そんな友人に先を越された私は、「やられた!なんてこった!現を抜かしていたのは自分の方だった。。」と深く反省すると同時に、学習を再開したのです。

でも、今考えると、あそこで気が抜けて立ち止まってしまったから、先を越されて悔しいと感じることができたのだと思います。

そして、立ち止まりながらでも、その都度再開してコツコツ継続していけば、かならずゴールにたどり着けるということを実感しました。

人間、切羽詰ると目標を達成しようと必死になるので、必ず目標を定めて計画的かつ継続的に努力していくことが、中国語習得の近道です。

 

-中国語の学習法

Copyright© 独学の中国語 , 2018 All Rights Reserved Powered by STINGER.